つわり

妊娠すると母体に新しい胎児が入ることにより、体が異体と適合するために起る変化と調整--- それはつわり。
つわりは多かれ少なかれ、妊娠した女性の約90%が経験すると言われる。英語ではつわりを Morning Sickness と呼ぶが、朝に限らずアメリカ人ママもつわりは1日中経験している。

私にもつわりがあって、妊娠してからの彼、友人や同僚との挨拶は "How do you feel today?" (今日は大丈夫?)である。

私の場合、つわりと思われるお腹の気持ち悪さが、7週目から始まった。お腹の中が、グニョングニョン、ドヨ〜ンとして朝、昼、夜と気分が悪い。吐きたいのに吐けない。寝ていたいのに仕事がある。この時期は仕事も休んだりして自分ではかなり辛かった。朝、みんなに言われるようにクラッカーをベットでかじってから起きる。それでもやっぱり 気持ち悪いのは消えなくて、それ以来家事がなにも出来なくなってしまった。よって、彼が食事、洗濯、買い物、掃除と なんでもやってくれていた。申し訳ないなあーと思いつつも 私はただ横になることしか出来ないのだった。

眠気と疲れはそれと同時にやってきた。私は子どもの頃から 本当に寝てばかりの怠け者だったので、妊婦になってからより磨きがかかったと思われる。とにかく、仕事は 普段の10倍は疲れ、帰ってくるとベットに横になってしまう日々が続く。夜9時までさえも 起きていられないのだ。

とにかく、つわりのある日の仕事は、とても疲れる。それでも子ども達は毎日構わず騒ぐし、「おりこうさん」になんてなるわけがない。平均18人;3−5歳児を2人の先生で見ているのだから、日本の先生に比べたらずっと楽な方なのかもしれない。私は出来るだけ座って作業をしたり、園庭遊びの時間にはベンチに座っていたのだから。それに、妊婦と分かってからは、子どもを抱き上げたりするのは止めた。何かあっても困るし、他の先生達にも「子どもを抱き上げたらダメよ。重い荷物は持ってはダメよ。」と言われていた。実際、うちの子ども達は大きくなってきて、先生に抱いてもらうほどの子は少なくなってきていたので楽だった。抱けないので、座ってハグをしていた。

眠気と疲れ、それに食べ物の匂いがきつくなってくると、食欲が数週間なくなっていった。「何か食べなくては・・・」と思いつつも どうしても口に入れることができない。特に夕食がまったく食べれないで寝てしまう日もあった。 だから心配ではあった。パートナーの先生に「少しでも良いから食べないと。お腹の赤ちゃんは栄養が必要なのよ。」と言われ、ハッとした。赤ちゃんになにかあっても困る!そんなことになったら大変だ!
それ以来、少しずつ食べ、また少し栄養が補給されるとつわりも楽になっていくのだった。

日本でもアメリカでも 「妊娠するとこれ!!という食べ物が欲しくなってそれ以外は食べる気がしなくなる」といわれるが、英語では簡単にこの様子をカリビーン(Craving)という。英語では1単語で表すことが出来るのに、日本語ではなんだか説明しなくてはならない。初期の私のカリビーンは、「冷たいもの」。
Popsicle(日本のチュウチュウみたいな子ども用アイス)、メロン、イチゴ、グレープフルーツ、すいか、ヨーグルト。口にさっぱりするものを非常に好んだ。逆に グリーシーな食べ物、フレンチフライとかフライドチキンなんかは 気持ち悪くて食べれない。

それから ムショウに「日本食」が食べたくなっていた。 なぜか セブンイレブンジャパンで夏に売っていた「冷やしたぬき」がものすごく食べたかった。しかし、ここには売っていない。「冷やしたぬき」ってあれ?なにが具だったっけ?天カスと。。。。???全然思い出せない。作ってみようと思ったのだが未だに何が必要でつゆは何だったのか、思い出せないでいる。アメリカに住む以上、日本食は限られてしまって なかなか食べられない。それがとっても悲しい今日このごろなのである。どなたか、冷やしたぬきレシピをご存知の方、連絡まってます。(笑)