さて、手ごわい2歳児の難関育児第2関門と致しましては、トイレット・トレーニング(potty training) が残っています。 こればかりは、いっくら ママやパパが、「ウ〜ン」と踏ん張っても、出すのはトドラー、やるのもトドラー、というわけで なかなか 難しいものがあります。しかし、2歳児のこどもにとっては、初めて「主導権」を握れるわけです。大人である私達は、出来るだけ辛抱強く、励ましながら取り組みましょう。
子どもと一緒に、成功したときの満足感、達成感、「大きくなったんだなあ」という喜びを 感じましょう。
トイレット・トレーニングは、1歳半から2歳半で開始することが多いですが、2歳半過ぎても、心理的準備が出来てない子どももいます。若干 日本人の子どもの方が 米国人の子どもより、早くスタートするようですが、心理的、身体的能力により様々で、おうちでは行きたがるのに、幼稚園や公共のトイレでは嫌がる、またその逆の子、何度かトレーニングに興味を示したが、途中でまた オムツに戻る子など 色々です。早くトレーニングを開始して欲しいというママ達も 中にはいますが、幼稚園では、個々の「ぼく、トイレ行って見る!」というのを待って開始しています。
トイレット・トレーニングで 一番大切なのは、こういった 「子どもの気持ち」です。心理的に準備が出来ているか、トイレに興味を持っているか、トイレに行くのに意欲的であるか、子どもの気持ちを最優先にすることが、成功につながります。「トイレ 行くー!」といったら、早速 トレーニングを開始してみましょう。また、引越しや新しい幼稚園など 環境が変わった時期に 同時にトレーニングを開始するのはお勧めできません。弟・妹の誕生、病気や入院、両親の離婚なども トレーニングには 影響がでることがあります。
その他、身体的、精神的に これらのことが、出来ていれば、トレーニング開始してもよい合図です。
◆ 尿の排泄が、1日数回、便排泄が1,2回程度である。
◆ オムツを 履きたくないという気持ちがある。
◆ 排尿や大便の後、(又はその前)大人に言葉や表情で合図を送ることができる。
◆ 大人のトイレの仕方を真似したがる。興味がある。
◆ 言葉を発し、トイレに行きたい、うんちが出る、など大人と会話ができる。
◆ 子どもにとって、着替えやすい服で、子ども自身がパンツをおろしたり出来る服装にしている。(この時期のオーバーオール、チャックやボタン付きパンツ、ベルトなどは 避けましょう)
◆ 子どもが トイレをする時間帯をチェックしましょう。食事直後ですか?食事後20分あとですか?お昼ねの後ですか?
◆ 子どもが自分で 下記のことを出来る。
1.パンツの上げ下ろし
2.トイレへ歩いて行ける(ドアは 開けっ放しのほうが、子どもには行きやすい)
3.トイレット・ペーパーを取り、下半身を拭ける。(最初は大人の手助けが必要です。うんちは 大人が拭きましょう。)
さて、子どもがトレーニングに意欲を見せたら、トイレの様子を教えましょう。トイレは綺麗で清潔に保ち、安心できるような環境を作りましょう。トレーニング中は、子どもサイズの便座をつけるよりは、おまる(potty chair)を使うことを薦めます。なぜなら、子どもには まだ大人の便座は高すぎて届かず、台を使うか、足が空中で不安定になるので、床から直接座れるおまるのほうが、子どもには安心だからです。
男児は 座ってやるか、立ってやるか という疑問がありますが、多くの子どもは 最初は座ってから始めます。立ちながら、おしっこを便器に命中させるのは 子どもによりますが、技術的に、幼児には難しく座って安定させるほうが簡単だからです。しかし、座るか立つか態勢が決まったら、幼稚園やベビーシッターなどにも同じ態度で行わせてあげましょう。トイレに行きたいとき どういう態度や言葉を使うか ということも 周りの大人に伝え誰もが分かるようにしましょう。パンツは 男児にはトランクス(
Boxes) か パンツか選択が出来ますが、これもパンツをお勧めします。万が一、おもらしやうんちをしてしまっても、パンツの方がある程度、吸収し抑えてくれるし、子どももその感触を覚えるからです。
慣れるまでオムツ(Diaper) の上から 可愛いパンツをはかせたり、パンツタイプのオムツ(Pull up)
で、「ちょっと大きい子」の満足感を 与えましょう。子どもは、Blue's Clue やシンデレラ、プーさんなどの可愛いパンツが 大好きで、パンツを履くという満足感も生まれるようです。
初めてのトイレット・トレーニングは 出来れば、大人か兄・姉が見本を見せてあげましょう。
男児には、兄弟かパパが、女児には、姉妹かママが、出来れば同性が見せてあげるのが良いでしょう。幼稚園では、他の子どもの様子を 見せながら、子ども達は理解していきます。トイレットペーパーは、ばい菌を防ぐために、前から後ろへ拭くように指導します。最初のうちは、ただ座るだけかもしれませんが、ペーパーを使い、拭き、そして流すことを教え、くせをつけさせます。そして、手洗い。ここまで出来れば、うんと誉めてあげましょう。
どの子も うんち(Poop/Bowel Movement(通常BMと言う)より おしっこ(Pee)の方が 上手く出来、うんちの排泄は どうも 難しいようです。うんちが出そうな態度(体を クネクネしたり、足を擦ったり)などの態度が出たら 即効 トイレに促すようにし、頑張ってみましょう。何度か おもらしやおねしょをしても そのことに対して、責めたりプレッシャーを与えないようにすること。水分のとる時間、トイレの時間など 大人が気をつけて、子どもに罪悪感を与えないことが大切です。おもらしをしない日には うんと誉めて喜んであげてください。また、心理的な不安感から おもらしやおねしょが続くこともあります。環境の変化なのか、幼稚園での様子なのか、考えてみることが大事です。
オプションとして、子どもを楽しませるのに、男児用おしっこ命中させるための練習用動物おもちゃ(水洗OK) や 色粉を数滴流しおしっこの色を変化させる などがあります。ですが、私自身としては、トイレは 遊び場ではなく、これは成長する過程での学習の1つなので、こういったものよりも ママやパパの愛情で、学習してほしいと思います。