夫の協力

アメリカでは、積極的に男性も育児は勿論、妊婦の妻のサポートに当たるのが一般的だ。周りの誰もが「検診にはご主人も一緒に行くんでしょう?」と聞く。そして、私は「もちろん!」と答える。

毎月の検診にも必ず同伴するのが、アメリカでは一般的で一緒にペアレンティングやラマーズ法クラス(*1)などを一緒に受講する夫もいる。出産時の立会いも ほぼ100% 普通は夫も立ち会うのが一般的。女性の中には、自分の母親や親友や姉妹なども一緒に立会いを望む人もいて、アメリカでは「皆で体験しよう」が主流となっている。

私の夫は 最初の妊娠か?チェックでさえ、ついてきたくらいだから、その後のドクター検診には、必ず仕事を早く切り上げて病院へ連れて行ってくれる。
初めてのエコー (Ultra Sound) では、赤ちゃんがお腹の中で、足を元気にキック−したり、手を動かしたりしているのが見えた。彼は とても感激していたし、いつまでもその感動の瞬間を忘れないだろう。
男性は子どもを「自分の体の一部として」感じることができないから、妊娠がわかったときから 必ず一緒に立ち会うのが絶対良いとおもう。

だから、日本の妊婦雑誌を読んで、ある人が「夫は仕事のため不在の中、出産に挑んだ」なんていうのを読むと、かなり驚いてしまう。夫は家庭のために仕事をするのであって、会社のために仕事をしてるのではない。出産という夫婦としてもっとも大切なイベントを「仕事のため」で片付けるのはどうしても納得がいかない。また、会社の上司だって、それを理解しないっていうのは、まだまだ 遅れているなと思う。
出産時には、大抵の夫は1−3日仕事を休むが、中には「産休」を使って1週間休み、妻と赤ちゃんの世話をする人もいる。それくらい、アメリカの会社では、妊娠・出産に関する欠勤や早退などに寛大で、割と融通が利くのだろう。

また、そんな夫の協力が当たり前であるから「里帰り」というのは一般的ではなく、妊娠・出産は夫の参加が絶対条件である。私も日本に居たら楽だろうな、とは思うが、夫無しで子どもを出産するなんて考えられない。よって、両親には、アメリカへ出向いてもらう事になっている。

彼は妊娠がわかってから、ずっと私をサポートしてくれてきた。いつも料理を作って、食器を洗い、洗濯も買い物もやってくれていた。とても有り難かったのに、私はただただ 眠くて寝るだけだった。私のお腹を触ったり、鼓動が聞きたいとお腹を耳に当てたり。。。いつも「ボクのベイビー 今日はどうしてる?」と聞く。
彼は、自分に子どもが出来る事はすごく責任感を感じるし、嬉しいけど怖い気持ちもある、という。生まれてくる子は、ただ120% 私と彼を信じて、頼って生まれてくるわけだし、私のように「いつも子どもに慣れている」わけではないから、彼の気持ちも分からなくは無い。そして、そんな彼は、きっと子どもが生まれてきたら とても良いダディになるんじゃないかって そう思う。>うんちだけは 替えられるのか分からないけれど(苦笑)

母の日の週、幼稚園の私の教室に 花のバスケットがデリバリーされた。バラを中心に沢山の花がいっぱいのとっても素敵なバスケット。「え?だれだろうー?」その週は、ちょうど「先生への感謝の週」でもあったため、私は 誰だったのか検討もつかなかった。

メッセージカードには、

(母の日おめでとう。沢山の愛を・・・ XXXとベイビーより) と彼の名前が書いてあった。

私は涙が出てきてとまらなかった。ついこの間、彼は「ゆうは来年だねー、来年になったらプレゼントあげるからね。」などと言っていたので、まさか 今年に初めて「マミーとして」母の日に花が貰えるなんて思ってもみなかったのだ。

彼は毎年、母の日には「パートナーとして」贈り物をくれる。だけど 今年は ダディとお腹のベイビーから、贈られた。それが めちゃくちゃ嬉しかった。

今年 私は 「あげる側」じゃなくて 初めて「貰う側」になった。

He is so sweet....


(*1)ペアレンティングやラマーズ法クラス  ・・・アメリカには 日本のような「母親学級」「両親学級」というものは特になく、取るも取らないも「個人の選択」になっている。母乳などの与え方は、ナースから教えられる。クラスはほとんどが$10-120と料金制になっている。