チャイルド・ケアの構造と形態

教育のカリキュラムが文部省によって管理されている日本と違い、 アメリカの教育は 州により異なり、そこから地域の学校区に委ねられています。 カリフォルニアでは、幼稚園 (Kindergarten) からが 義務教育となっています。 幼稚園を選ぶとき どんな種類があるのでしょうか? チャイルド・ケアの形態を 簡単に紹介しましょう。(カリフォルニア 教育法 Title 22 / Title 5 に基づいています)

 

  • チャイルド・ケア (Child Care Center)・・・・ 一般に幼稚園と保育園の総合(又は 幼稚園か 保育園)を 指します。公立、私立、教会など 経営は様々です。0歳から 5歳まで。

     

  • 幼稚園 (Kindergarten)・・・・・・・・・ 日本で言うなら「幼稚園」でしょうか。しかし、アメリカの幼稚園 は、その年の12月1日までに満5歳になる児童(州や学校により9月〜12月生まれの児童は翌年になることもある)が通う1年間のクラス(又は 園)の事を指します。小学校 (Elementary School) に付属されている所と 私立の幼稚園のみの学校とがあります。

     

  • 保育園 (preschool)・・・・・・・・・ 日本の「保育園」にあたる [Preschool] は一般には 2、3歳から4歳を指し、5歳 になる年には 幼稚園へ転園するかキンダ-クラスへ上がる事になります。 [Nursery] というのも preschool/ child care center にあたります。今では 口語では nursery という言葉は preschool に変りつつあります。 州の公立園の教師は 最低でも 24単位 の幼児教育クラスを取得する事が 法によって義務づけられています。私立では、その12単位が必要です。3歳すぎると アルファベットや読みを習い始めます。

     

  • 家庭託児所 (Home Day Care)・・・・・・・ 一般の自宅で子供を預かり、保育している所です。ライセンスは、CPR(応急処置の資格) と簡単な講習、家のチェック(サイズ、安全面など) にパスすれば 誰でも開くことが 出来ます。アパートでも可能です。子供は CPR資格者 1人につき 6人まで預かり可能で、 アシスタントは CPR資格の必要はありません。また、どちらの者も 幼児教育の資格は 必要ありません。18歳以上の同居している大人全て(ルーメイト、保育者の子供も含む) 指紋提出を義務づけしています。これは、虐待やレイプなどを防ぐためです。 場所さえあれば、出来そうな home day care ですが、幼稚園の経験ある教師が 自宅ビジネスの為に開くことも多いですね。

     

  • Head Start ・・・・・・・ アメリカ政府の運営による公立の保育園です。0歳から5歳までの 低所得家庭の子供にも 教育の場を与えよう、というのが目的で、無料で行っている教育プログラムです。 全児童につき、1割 は 障害児 であることが義務づけられています。半日交代のクラスで 教育内容は preschool と変りなく、メキシコ人の子供も多いため、バイリンガルで 歌や算数を教えている所も多いです。父兄は 交代で 先生のアシスタントをしています。 教師は、最低でも 幼児教育終了証書 か 幼児教育専攻で A.S.degree を持っている事が 条件です。