テロ爆破事件1(サンディエゴから見るNY)
2001年9月11日、世界中の誰もが忘れられない日となってしまった。。。。
その日NY 朝8時あの飛行機が飛んでくるそのとき、サンディエゴでは早朝5時であり私達はまだベッドから起きれないでいた。
朝から電話の音がリビングルームから聞こえてたのが夢の中で分かっていたが取ることが出来ないで居る。
7時、仕事のためノソノソと起きだす。また電話が鳴り私が取ってみるとトルコに住む義妹からだった。
「ナスルシル?ベン チョックイイン。。。ビダッカ ビダッカ。。」(元気?私は元気だよ、ちょっと待ってね。)と夫に電話を渡す。
夫が妹と話してるとき、「ちょっとCNNつけてみて!!」と彼が叫んだ。「え?なにー??トルコで何かあったの??」とチャンネル32 CNN を付けてみると あの恐ろしい映像が映し出された。
ヒコウキガ ビル二ムカッテ トンデイル。。。。。
まるで映画のようだった。いや、映画があまりにもリアルすぎるのかもしれない。
現実なのか 映画なのか わからない瞬間。。。
訳もあまり分かってないまま、幼稚園へと向かう。父兄、同僚達の困惑の顔が目に入る。
子ども達は ごく普通だった。みんな笑顔でいつも通りだった。
子ども達は知る必要がなかった。知らなくて良い現実の悪夢だった。
小さな子供には見せたくない映像であり、知って欲しくないと思う親御さんも少なくない。
教師が勝手に判断して教えるわけにはいかない。私達は子ども達の前では出来る限り、心の動揺と興奮を押さえていた。
「今日は学校はやってますか?」「他にも子ども達はいますか?」
心配する電話が次から次へと掛かってくる。
大丈夫、子ども達は安全ですよ、と父兄に話す。子ども達を 外の悪魔達から守らねばいけないのは 私達だ。つい最近 「安全性」について会議があったばかりだった。私達の幼稚園は24時間フロントにはビデオカメラがあるし、警備員も従事巡回している。がそれでも ここ最近 アメリカでは「安全性」についてささやかれており、私達の園でももっと安全教化をしていくつもりだった。
そんな矢先に こんなに高いビルが いとも簡単に爆発されて消えてしまったのだ。
サンディエゴはNYから見るとまるで正反対の位置にあるが、ここでも ディズニーランドなどほとんどの遊園地、遊具場は閉鎖、空港も閉鎖、軍の基地も誰も立ち入ることが出来ないでいた。夫の会社も含め ほとんどの会社は、早々に切り上げて自宅待機になった。誰もがむやみに外へは出たくなかった。
何が起るか本気で分からなかった。ものすごく恐ろしい衝撃に追われた。
友達はビジネスでフライトがある予定だったが、中止になる。
私はNY;マンハッタンに住む友だちの生存が心配だった。
幼稚園では誰もが1人や2人、親戚や友達、家族などがあのビルで働いてるとか 近くに住んでいるとかで心配をしていた。マンハッタン島なんて 私達の感覚からするとすごく小さいのだ。サンディエゴダウンタウンから我が家なんて それに比べたらずっと遠いが あそこは歩ける距離、何が起ってるのか 誰も分からなかった。
帰宅するラジオでは ちょうどブッシュの声明文が流れた。涙が出てきそうになる。ずっと幼稚園の中では何も様子が聞けなかったし、外で起ってる事など聞こえなかった。子ども達の笑顔は まるで外の悪夢を消すかのようだった。
家に着き慌ててNYへ電話する。彼女の元気でいる様子が伝わってきて 私も泣けてきてしまった。
本当に 心配だった。まさか、いや だけど・・・・?という言葉がグルグル頭をよぎっていたから。
「大丈夫、私もアパートも大丈夫だから。。。今日は 事件を朝から知ってどこへも出なかったから。。。」と彼女はいった。彼女のお母さんは もう狂ったように泣いていたという。遠くにいると本当に見えないから その心配の気持ちは痛いほど伝わってきた。
私の母親も サンディエゴへ電話してきたようだがずっと回線は混雑していた。今日は親戚や家族のいるトルコからもドイツからも英国からも みんなと連絡取り合った。
私の日本へのフライトはユナイテッド、サンフランシスコ経由。移民局からも待ってる書類があるというのに こんな事になってしまって より一層移民に対して厳しい体制が取られるであろう。
私は無事 日本へ帰れるのだろうか・・・?2週間で全てが元通りに活動するのだろうか・・・?
あまりよく眠れずに1日目が終わった。。。
2日目、テロの確信犯も大体固まってきたようで、今の現実を見て 多くの国民達は 興奮と衝撃から
深い哀しみと怒りに移り変わっていった。TVからは火から逃げる為あの高いビルの窓に出て動けない人たちの映像が流れる。そして みんなが飛び降りている。映画じゃない。ただ火から逃げようと、生きていようと 必死で そして 飛び降りて・・・みんな 死んでいく様子。。。
アメリカでは 正義主義。ヒーローが負けるなんて絶対に許さない国民だ。このまま悪を勝たせたままにはさせない!と 戦争でもしてやるという怒りの雰囲気が 周りからは伝わってくる。
今はどうなるのか分からない。だけど はっきりしてるのは あの罰するべき悪魔達には それ相当の 罰が下されるであろうということだ。
若い息子を持つ同僚たちの困惑は隠せない。万が一、戦争になったら 息子達は戦場へ行くことになる。
今日も子ども達は元気だ。あの笑顔を 彼らが大人になるまで保つには、私達はどんな世界を作っていったら良いのだろう・・・・?
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